Azure IoT Hubが英語圏以外の人にも優しい仕様に戻ったと思ったら料金体系とかが厳しかったのでまとめます。
スペック回り
IoT Hubのメッセージサイズなどのスペック回りです。
メッセージサイズ
- Device to Cloud : 16KB
- Cloud to Device : 4KB
デバイスからIoT Hubにメッセージを投げる場合は16KB、IoT Hubからデバイスへのフィードバックは、4KBが上限となっているため、16KBのデータをIoTデバイスから送ることは、少ないかと思いますが気を付けましょう。
Hubからデバイスへのフィードバックも極力メッセージSuccess的なヤツにとどめておいたほうが無難そうです。
デバイスの同時接続数
IoT Hubは、ユニットという単位で接続数の勘定をします。
- ユニット当たりの接続数 : 500台
- 1インスタンス辺りのユニット数 : 200
1IoT Hubあたり200ユニット x 500で10万台のデバイスが接続できます。 これは、S1インスタンスとS2インスタンスでは、共通です。Freeインスタンスの場合は、ユニットは1つ、ユニットへの接続数は10台という制限が掛かります。
ユニット数200を超える場合は、サポートに連絡しましょう。
メッセージ送信数
1日当たりのメッセージの送信数です。
- Free : 3000
- S1 : 50,000
- S2 : 1,500,000
日本語の料金説明のページでは、料金表にはFreeは3000と記述されているのに対して表の上の説明では、5000となっています。 英語版のドキュメントでは、両方に3000と書かれているので日本のドキュメントのFreeは、5000メッセージという記述は誤植のようなので気を付けましょう。
S1では、一日5万メッセージやり取りできるのに対して、接続可能数が10万台なので、すべてのデバイスで一日一回以上メッセージのやり取りをしたい場合は気を付けましょう。 また、S2でも10万台すべてで1時間に一回などの高頻度でメッセージをやり取りするとパンクするので気を付けましょう。
パーティション
Iot HubにもEvent Hubsと同じようにパーティションという形での負荷分散機能が提供されています。 デフォルトでは、4に設定されていますがポータルからは、最大32まで増やすことが可能です。
パーティション数は、IoT Hubを作るときに指定してやらないと現状では変更できない模様なので気を付けましょう。
インスタンスサイズの変更については、S1とS2では、変更が可能ですが有料プランと無料プランの変更は提供されていないので気を付けましょう。
料金回り
IoT Hubの料金についてです。
- Free : 無料
- S1 : 2,550円/月
- S2 : 25,500円/月
ちなみにこの料金は1ユニット当たりの料金のようなのでユニット数を増やすとユニット数に応じて料金が増えます。
1か月単位の料金がでかでかと書かれているだけで他が分かりやすく書かれていないので一か月単位での買い切りとかかと思ってましたが1日単位らしいです。
一か月を31日で計算しているようなので普通にこの料金を31で割って使った日数を掛ければ請求料金が出てくる感じのようです。
まとめ
まだ出たばかりのプレビューということでGAまでに何があるかわからないので使う前にしっかり料金確認しましょう。
あと、プレビュー中ということでSLA担は保されないのでそこも気を付けましょう。 あくまでプレビューです