ごった煮

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Raspberry PiでVSCodeを動かす

Visual Studio Codeは、WindowsMacLinuxに対応したエディタなので、とりあえずRaspbianで動かしてみました。

必要なもの

Raspbianなので、apt-getとかでソフトを入れるわけですけどあいにくRaspbery Piで使えるリポジトリに、VSCodeが登録されてないっぽいので、githubからソース取ってきてビルドします。

これがOSSのいいところですね。

 

ビルドに必要なものは、以下の通りです。

 

Raspbianには、デフォルトでPythonの2.7.9とmakeとGCCは、インストールされているので自力で入れる必要があるのは、native-keymapとnodeになります。

native-keymapは、以下の通りでapt-getすれば入ります。

sudo apt-get install libx11-dev

nodeは、nodebrewを使って入れようかと思います。

 

nodebrewを入れる

nodebrewは、nodeのバージョン管理とかを簡単にしてくれる便利ツールです。

入れ方は、以下の通り

 

curl -L git.io/nodebrew | perl - setup

インストールが終わると、環境変数書いてねって言われるのでbashrcに以下を追記。(bashrcは、~/.bashrcとかにあるはず)

export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH

追記したら、読み込み直し

source ~/.bashrc

これでnodebrewが実行できます。

 

nodebrew install-binary latest

こんな感じでnodeを入れます。

latestだと、最新のバージョンを、バージョン番号を入れるとそのバージョン番号のものをとってきてくれます。

2016/1/10現在だと、5.4.0が降ってきました。

 

ちなみに5.4.0でVSCodeのビルドをしようとしたらこけたのでおとなしく0.12台を入れます。

0.12台は、arm用のバイナリが提供されていないので、install-binary hogeってやると失敗します。

なので、これもソースからビルドします。

この場合は、

 

nodebrew install v0.12.9

と入れるとソースからビルドしてくれます。

僕の環境(ラズパイ2)だと結構時間かかったので、適当にコマンド入れて放置しましょう。

 

全部処理が終わったら、

nodebrew use v0.12.9

 

と入れると、使用するnodeのバージョンを選択したことになります。

use hogeしたら、

node -v

してバージョンがしっかり出てくるか確認しましょう。

出てこなかったらどっかでこけてるので頑張りましょう。

 

VSCodeのビルド

VSCodeのビルドは、基本的に公式にやり方が出てます。

以下の順番でコマンドを打てばOKです。

git clone https://github.com/microsoft/vscode cd vscode && npm install -g mocha gulp ./scripts/npm.sh install --arch=armhf

公式の手順と違うのは、最後が--arch=x64ではなくて、armhfになってる部分だけです。

まあラズパイのCPUは、armhfアーキテクチャなので当たり前といえば当たり前ですが

これまたかなりの時間がかかるので実行したら適当に放置します。

 

これもエラーなど特に出ずに終わったら、インストール完了です。

 

実行する

実行は、落としてきたソース内のscriptsディレクトリに入っているcode.shを実行すればOKです。

実行すると、コマンドラインでelectronを実行する云々が出て以下のように立ち上がります。

code

 

まとめ

個人的には、LinuxならEmacsをよく使うので別にVSCodeが動かなくても困らないんですが、ラズパイを使って何かを初心者に教えようみたいなことをするときに、

LinuxのエディタだとEmacsやviみたいなまず使い方を覚えましょう敵なものか低機能なエディタがほとんどという現状においてこういったモダンなエディタが使えるのは、非常にありがたいですね。