Azure Developer CLI の基本的な使い方について
Azure Developer CLI は、Azure を使う開発者を支援する為のツールです。
便利なんですが、多機能な分、色々覚えることが多いので、基本的な事を備忘録として残します。
何ができるツールなのか
次のようなことが出来ます。
- Azure へリソースの作成(Bicep、Terraform を利用)
- Azure へアプリケーションのデプロイ
- デプロイしたリソースの一括削除
- CI/CD パイプラインの構築(Azure Pipeline、GitHub Actions をサポート)
- Azure リソース、アプリケーションのテンプレート化
想定シナリオとしては、Staging 環境へデプロイする前段階として、個々人が自由にスクラップ & ビルド出来る Dev 環境を提供するといったシナリオです。
また、Azure リソースとアプリケーションをテンプレート化出来る為、新しくチームに参加するメンバーにも既存のチームメンバーと同等の環境をすぐに提供できるようになります。
DevContainer と組み合わせれば、環境構築コストを大幅に下げることが可能になりそうです。
Overview は、こちら
また、OSS で開発されているので、コードを見たい場合や、コントリビュートしたい場合は、こちらから
早速セットアップしてみる
今回の想定環境は、Windows 11 + PowerShell です。
必要なツール
次のツールが事前にインストールされている前提なので、入れてない場合はインストールしましょう
- Git
PowerShell で次のコードを実行
powershell -ex AllSigned -c "Invoke-RestMethod 'https://aka.ms/install-azd.ps1' | Invoke-Expression"
実行が終わったら、PowerShell の再起動が必要です。
PowerShell を再起動しても反映されない場合は、マシンを再起動しましょう
azd コマンドが通ったらインストール完了です
実際に動かしてみる
テンプレートを生成する
次のコマンドを入れて、テンプレートを指定します。
azd init
Empty Template は、テンプレートを自作する場合に選択するので、今回は別のものを利用します。
テンプレートを選択すると、environment name の指定を促されるので、Development など適当な名前を付けましょう。
この Environment name が、各コマンドを流した際の環境識別に利用されます。
この後、画面の指示に従って、利用するサブスクリプションとリージョンを指定します。
デプロイする
コマンドは、全てテンプレートが入ってるフォルダのルートで実行します。
インフラやソースコードのパスをカスタマイズしたい場合は、ルートに azure.yml を配置して制御しますが、その仕様については割愛します。(また別の記事で)
インフラをでデプロイする
インフラをデプロイしたい場合は、次のコマンドを実行します。
azd provision
これにより、デフォルトでは、infra/main.bicep がデプロイされます。
アプリケーションをデプロイする
アプリケーションをデプロイしたい場合は、次のコマンドを実行します。
azd deploy
これにより、デフォルトでは、src/ においてあるアプリケーションがデプロイされます。
2023年03月現在にサポートされているアプリケーションは、.NET、Java、Python、Node.js です。
インフラとアプリケーションを同時にデプロイする
azd up
リソースを削除する
デプロイしたリソースをクリーンしたい場合は、次のコマンドを実行します。(クリーンすると、Resoruce Group 丸ごと削除されます。)
azd down
まとめ
基本的な使い方は、今回書いた通りです。
正直これだけだと、実際の運用でどう使えばいいのかイメージが湧かないと思います。
次は、実際の開発で利用することが想定される独自テンプレートの作り方についてまとめようと思います。