ごった煮

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Visual Studio 2022 で App Service の .NET アプリにリモートデバッグする方法について

Visual Studio 2022 が出て久しいですが、Cloud Exolorer がリタイアした為、リモートデバッグの方法が変更になりました。

正直あまり使用しない機能ですが、いざという時に便利なので、備忘録として残します。

手順

  1. Connected Services にて対象の App Service を追加する
  2. Connected Services から対象の APp Service に対してリモートデバッガを Attach

Connected Services に App Service を追加する

Connected Services は、ソリューションエクスプローラ > プロジェクト からアクセスできます。

デフォルトだと、何も設定されていないので No service dependencies discovered となっているはずです。 f:id:papemk2:20211214122523p:plain

Connected Services を右クリックすると、Managed Connected Services の項目があるのでそちらを選択します。 f:id:papemk2:20211214122837p:plain

Connected Services の管理画面は、次の様な画面です。 この画面から、App Service の参照を追加します。 f:id:papemk2:20211214122920p:plain

画像内の赤枠、右上の + マークか、Add a service dependency を選択します。 f:id:papemk2:20211214123233p:plain

赤枠の項目を選択すると、ダイアログが出てきます。 ダイアログを一番下までスクロールすると、Azure App Service の項目が出てくるので選択します。 f:id:papemk2:20211214123456p:plain

Azure App Service を選択すると、リソースを選ぶ画面が出るので、リモートデバッグしたいリソースを選択します。 f:id:papemk2:20211214124023p:plain

リソースを選択すると、色々処理が走りますが、次の様に Complete が表示されたら完了です。 f:id:papemk2:20211214124215p:plain

リソースが追加されると管理画面とソリューションエクスプローラに名前が表示されます。 f:id:papemk2:20211214124317p:plain

f:id:papemk2:20211214124354p:plain

リモートデバッグを実行する

※ 初回実行 or 前回のリモートデバッグから時間が空いている場合、App Service のリモートデバッグをオンにしたりする処理が走るので、少し時間が掛かります。

Connected Services の管理画面から

デバッグしたいリソースの隣にある 三点リーダー > Attach Debugger からリソースのプロセスにアタッチします。 f:id:papemk2:20211214125705p:plain

ソリューションエクスプローラから実行する

ソリューションエクスプローラConnected Services > 対象のリソース を右クリックして、Attach Debugger を選択します。 f:id:papemk2:20211214125837p:plain

まとめ

VS 2019 から手順が少し変わりましたが、これでいつも通りのリモートデバッグが出来るようになりました。 リモートデバッグだと、Debug ビルドでデプロイする必要があるなど、スナップショットデバッグと比べて、そこまで使い勝手が良いわけではないですが、いざという時に使えるので覚えておいて損はないと思います。